はじめに
日本時間 2019/04/16 (Tue) に Unity 2019.1 が正式リリースされました!
ってことで、いつもの 個人的に気になるポイント をまとめます。
- 2019/04/16 (Tue) 23:37 Package Manager に関して追記
気になるポイント
LWRP 正式版
Unity 2018.x の間はずっと Preview でしたが、ようやく Preview が外れて安心して利用できるようになりました。
既存のプロジェクトのマイグレートは大変ですが、Shader Graph のコトなどを考えれば対応を前向きに考えたいところです。
モバイル向けのパッチビルド
どこまで行けるかは分かりませんが、パッチビルド的なことができるようになるのかな?
IL2CPP ビルドがクソ重い問題とかの光明になれば嬉しい。
Mobile Adaptive Performance (Preview)
モバイル向けのパフォーマンスレポートなどが進化している感じですかね?
DOTS (Data-Oriented Technology Stack)
Burst Compiler を使ったマルチスレッド処理をハイパフォーマンスに捌くための仕組みって理解で良いのかな?
キッズスターのプロダクト的にお世話になる可能性は少なそうだけど、一部界隈は一層盛り上がりそう。
Shortcut Manager
キーボードショートカットをカスタムできます。 いや、元々頑張ればできたんだけど、公式にサポートしてくれましたね。
Android SDK / NDK
Unity Hub 経由でインストールできるようになりました。
これでビルド環境作るのが少し楽になりますね!
Incremental Garbage Collection
賢い GC。
スパイクを分散できるとかだったかな?
まぁ、そもそも無駄に GCAlloc しないようにしましょうねーって話だとは思いますが。
Timeline Signals / Markers
個人的には一番嬉しい。
色々と面倒ごとの多かった Timeline に絡んだイベント処理を簡単に実装できるようになります。
UIElements
Editor 拡張に於ける UI の革命。 HTML/CSS ライクな構文で Editor UI を構築できちゃいます。
Package Manager
改良されて GitHub から取得ができるようになったとかなんとか。 元々 git 使って取得はできてたんだけど、依存解決とかもできるようになったのかな? 急いで試してみないと!
2019/04/16 (Tue) 23:37 追記
Correct. As you have found out, packages cannot themselves declare a dependency on anything other than an officially published version. We don't have any plans to allow dependencies on unofficial sources for the time being but this design might be revisited at a later date. Please note that I cannot confirm we'll do it, nor (obviously) provide an ETA.
公式フォーラムでの中の人の発言 的に、「自作パッケージが依存するパッケージは公式パッケージのみ」とのことで、完全民主化は当分無さそうな気配でした。
Assembly Definition Files / Versioning
マジかよ!今まさに待ち望んでた機能やないか! どうやるのかは分からんが、asmdef にバージョン情報持たせられるっぽい。
IL2CPP ビルド高速化
コード生成が20%速くなったとか。
Quick Search
Asset の検索が楽になるパッケージ。 使い心地試してみよう。
まとめ
今回もグラフィック周りは気になる機能が目白押しですね!
個人的には、DevOps 的な方面にも手が入ってくれているのが嬉しいです。
頑張って移行を進めないと!