はじめに
1年以上振りのブログ更新です。
相変わらず筆不精が深刻で、毎記事の書き出しが「1年以上振りの…」で始まる為体でございます。
さて、本日 CoderDojo に(娘が)初参加したので、感想などを認めます。
CoderDojo とは
CoderDojoは、「子どものためのプログラミング道場」です。
誰でも無料で参加できます。
メンターと呼ばれるボランティアの大人に相談したり、一緒に参加しているお友達と教えあったりしてプログラミングを学んでいきます。
アイルランドで始まったこの活動は世界中に広がっています。
トノコトで、ザックリ言えば「地域の子供たちが集まってプログラミングする会」といったところでしょうか。
地域ごとに活動拠点があり、私と娘は最寄りである CoderDojo 溝ノ口に参加してみました。
体験記
流れは以下のような感じでした。
それぞれについて深掘り。
1. キャプテンから開始の挨拶
キャプテンさんから「CoderDojo について」や「今回の流れ」の説明がありました。
今回で36回目とのことで、3年前くらいから月1〜2回のペースで開催されているようです。
これだけの期間と回数に渡ってコンスタントに開催を続けられているのは純粋にすごいと感じました。
コミュニティ運営に携わるマンの端くれとして、ただただ尊敬いたします。
2. 参加者・参加者の保護者・メンターが自己紹介
自己紹介前に「お題」が提示されて、それも付け添えて自己紹介するという流れになっていて、工夫されているなぁと感じました。
今回のお題は「もし世界が変わるならどんな世界が良い?」的な感じのテーマで、「ウチの娘はちゃんと言えるかな?」って少し不安でしたが、ちゃんと発表できていて「おぉ…成長してる…」ってパパは一人で感心してました。
ちなみに、私は「お酒が翌日に残らない世界が良いです」とボケたところ、大人には笑ってもらえましたw
今回の参加者は子供が10人くらい(男女比は半々くらいだったかな?)で、保護者の付き添いが必須ではない中学生・高校生らしき子も何人かいる、といった感じでした。
3. プログラミング開始
開始の挨拶が終わると、スルッとプログラミングの時間が開始されました。
常連さんが比較的多かった(8割くらい?)のもあって、この辺は「いつもの流れ」って感じなのかな?という印象でした。
用いている言語・フレームワークは全員 Scratch で、「まぁそりゃそーか」って感じでした。Unity 頑張れ。
ウチの子は幸いにも(?)家で多少 Scratch を触っているので、特に導入とかで困ることはありませんでしたが、慣れてない人とか完全に初心者の人は結構ハードル高いだろうなぁとは思います。
まぁ、「教室じゃない」というコンセプトは各所に明記されているので、そういうスタンスで来る人はあまり居ないとは思いますが。
4. 中間発表
これも「上手いなぁ」と思ったところ。
全体の作業時間が1時間ちょいあるうちの半分くらいのタイミングで、「作っているものとその進捗」を共有して「後半で着手予定の課題」とかを共有する時間が設けられていました。
この時間があることによって、
- それぞれの子がどんなものを作ろうとしているのか?
- (特に小さい子が)困っていそうなポイントはないか?
- ニンジャ・ユースメンター *4 側から与えられるヒントはあるか?
みたいな要素が自動的にわかるので、効率面でもコンセプト面でも良い効果が生まれているなぁと感じました。
5. プログラミング再開
中間発表の効果なのかな?と思える出来事として、小学校高学年か中学生くらいの女子ニンジャが、娘が後半取り組む事柄に関連するアドバイスを授けてくれました。
こういうやりとりが自律的に行われているのは凄いことだなぁと感じると同時に、娘は娘で教わった内容を一瞬で吸収して使いこなしていたので、パパは「あー、やっぱこの子センスあるわー」などと親バカな発言を脳内で繰り広げておりましたw
6. 成果発表
完成していてもいなくても、時間内で作ったものをプレゼンする時間も設けられていました。
学校とかでもそれなりにプレゼンする機会は(昔に比べれば)増えているのかもしれないけど、それでも頻度はそんなに多くないと思うので、開催毎でプレゼンをする機会があるというのは、子供にとって凄く学びがありそうです。
娘も自分が頑張って作ったものを自慢できて嬉しそうでした。
7. キャプテンから締めの挨拶
メンターさんからも纏めの一言的なものがあり、子供たちのことを褒めてくれました。
親目線で、娘の自己肯定感の高まりを感じたりしていましたw
まとめ
ぶっちゃけると、「あー、CoderDojo ね。知ってる知ってる。」と言った知識レベルで、当初は「父娘のコミュニケーションを増やす選択肢の1つ」くらいの温度感でした(ゴメンナサイ🙇♂️)。
が、いざ参加してみて(別に元々悪いイメージとかは一切なかったんだけど)イメージが一変しました。
帰りの道すがら、娘が「超楽しかった!」と言っていたのが何よりも衝撃的で、この感動を共有したい!と思って久しぶりに筆(キーボード)をとった次第です。
CoderDojo そのものの感想としては、ニンジャを主体とした相互扶助のカルチャーが形成されていて、この辺ボーイスカウトっぽくてよくできてるなぁと思ったりも。
保護者という立場での参加は、やや引いた目線で見られるので色々と発見が多かったです。(これまたボーイスカウトっぽい。)
あまり Scratch は詳しくないので役に立てるかはさておき、いずれはメンターとしてお手伝いできるとそれはそれで楽しそうだなぁとか感じました。